第1回【内装工事業者の選び方①】業者をどのように探すか

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飲食店を開業するにあたっては、内装工事を請け負ってくれる業者を探さなければなりません。

もともと付き合いがあり信頼のおける内装工事業者や工務店などがいれば、内装工事業者をいちから探す手間は省けますが、ほとんどの方はそのような業者はいないかと思います。

なので、飲食店を開業する際には、ほとんどの方は内装工事業者を探すところから始めなければいけません。

では、どのように良い内装工事業者は探せばいいのでしょうか。

ここでは、具体的な内装工事業者を探す方法をご紹介し、それぞれの方法のメリット・デメリットを説明します。

実際に工事の発注をする際は、主に以下の2パターンがあります。

  • 内装工事業者に工事・図面・デザインの全てをお願いする。
  • 内装工事業者には工事のみ、デザイン事務所・設計事務所には図面・デザインのみをお願いする(いわゆる分離発注)。

ここでは、内装工事業者とデザイン事務所・設計事務所それぞれの探し方を説明します。

内装工事業者の探し方

「知り合いに紹介してもらう」

飲食店を経営している知り合いや建築系の職人の知り合いがいれば、ほぼ間違いなく内装工事業者を紹介してもらい、見つかると思います。特に建築系の職人の方は、内装工事業者や工務店から仕事をもらっていることが非常に多いので、紹介してもらえる可能性は高いです。

メリット

まず、紹介された内装工事業者ということであれば、信頼性が高い点がメリットといえます。

現実的な話、紹介した方もされた業者も、お互いの面子があるので質の悪い業者を紹介することもないですし、紹介してもらった業者も紹介者の顔をつぶさないようにしっかり仕事をしてくれる可能性が高いです。私の経験的にもそのようなことがいえます。

デメリット

あえて言葉を選ばなければ、文句が言いにくいというデメリットが挙げられます。

打合わせや工事が進んでいけば、業者に対する要望も自然と増えていきます。これに業者が100%応えられれば問題ないですが、現実的には予算的や工期的に100%応えるというのは難しいです。

業者に何か言いたいことがあっても、知り合いからの紹介ということであればなかなか不満をぶつけることができないということもあるでしょう。

実際に私の知り合いには、そのような状況が嫌で自分でネットで業者を探した方もいらっしゃいました。ここの考え方はどちらが良いということはなく、人それぞれかと思います。

「ネットで探す」

メリット

業者が自社HPを持っていれば施工実績まで載せている場合が多いので、請け負う工事の規模感、仕上がりのきれいさなどが施工写真でわかるかと思います。

デメリット

これはデメリットというかそれ以前のことなんですが、そもそも自社HPを持っている内装工事業者はそれほど多くありません。

HPを持っていないということはネットの世界でその業者の存在が認知されないので、出会うこともできません。

デザイン事務所・設計事務所の探し方

「知り合いに紹介してもらう」

メリット

これも内装工事業者と同様の理由から、そのデザイン事務所・設計事務所の信頼性が高いという点が挙げられます。

デメリット

デザインというのはつまるところ、その人の趣味です。万人受けするデザインというのは存在しません。

紹介してもらったデザイナーの趣味と、お客様の趣味が合わないということも十分にありえます。

もし紹介してもらうにしても、そのデザイナーの代表作を実際に見に行って、自分の趣味と合うかはしっかりと確認すべきでしょう。

「ネットで探す」

メリット

ネットで探すメリットは、そのデザイナーのセンスをしっかりの確認できる点にあります。

デザイナーにとって自社HPは自分のセンスを売り込む場なので、豊富に施工写真を載せていることが多いです。これらの写真をしっかりと見ることで、自分の趣味と合致するかを判断できるでしょう。

デメリット

デメリットは、デザイン料が高額になるケースが多いことが挙げられます。

ネットでヒットするデザイン事務所は有名なデザイン事務所が多いです。事務所が有名であればあるほどデザイン料は高額になるので、その分開業費用も自ずと上がります。それほど予算が潤沢にあれば問題ありませんが、これから1店舗目を開業しようと思っている方にとっては少し予算的に厳しいケースがほとんどかと思います。

終わりに

いかがでしたでしょか。今回は、まず業者をどのよにして探すかに絞って説明させて頂きました。

業者選びは様々な要素を考慮して行うものなので、簡単な作業ではないかと思います。内装工事業者は打ち合わせから引き渡し、オープンに至るまでの間ともに同じゴールに向かって走る、いわばパートナーのような存在です。

そのような業者探しに今回のブログが少しでもお役に立てたら幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。


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